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で、「サンドウイッチマン」は来たのか、来なかったのか? 

ここしばらく、いくつかの仕事を並行作業しているので、ブログまでなかなか頭が回らない。が、ニュースを読んでいて気になった一文があるのでここで紹介したい。

ニュース自体は、各ジャンルのブロガーを表彰する「ジャパン ブログ アワード」という賞の授賞式の模様を伝えたもの。同賞の概要、各カテゴリー受賞者、受賞者の感想に続き、授賞式の出席者について次のように述べている。

ブログ:「ジャパン ブログ アワード」の記事(毎日.jp)より。

授賞式には、三次選考まで残ったブロガーと、お笑い芸人「サンドウイッチマン」、宮崎県の東国原英夫知事らを除く5人の審査員らも出席。


この一文は紛らわしい。二通りに解釈できる。

解釈①
出席:三次選考まで残ったブロガーおよび5人の審査員ら。
欠席:(審査員たる)お笑い芸人「サンドウイッチマン」と宮崎県の東国原英夫知事ら。

解釈②
出席:三次選考まで残ったブロガー、(審査員ではなくゲストか何かとしての)お笑い芸人「サンドウイッチマン」、5人の審査員ら。
欠席:宮崎県の東国原英夫知事ら。

「除く」が誰までかかるのか、今ひとつはっきりしないのが紛らわしさの原因。だから、サンドウイッチマンが出席したのかどうか、よく分からない。

じっくり見ると、「……ブロガーと、お笑い芸人……」の「と、」があるので解釈①が妥当なのだろう。だが意味の区切りとしては弱く、解釈②が排除できない感じがする。

もし記事のどこかにサンドウイッチマンが審査員である旨が明記されていれば、「除く」はサンドウイッチマンと東国原知事の両方にかかることが分かり、つまりサンドウイッチマンは欠席だと判断できるのだが、あいにくその点には触れられていない。

また、リンク先には受賞者と審査員が並んで記念撮影、という画像があるのだが、そこにはサンドウイッチマンらしき人影はない。だから、解釈①の「サンドウイッチマンは審査員であったが式には欠席した」という可能性が増すわけだが、サンドウイッチマンの肖像権の関係で記念撮影には参加しなかった、というケースもなきにしもあらずなので、解釈①で間違いない、と断定できるわけではない。

仮に解釈①が正しいとして、僭越ながら直しを入れると、

授賞式には、三次選考まで残ったブロガーのほか、お笑い芸人「サンドウイッチマン」宮崎県の東国原英夫知事らを除く5人の審査員らも出席。

例えばこんな感じ↑にでもすれば、意味が明確になるのではないだろうか。

実は翻訳でも、解釈がいくつかできる文に遭遇することはよくある。原文自体が紛らわしい場合は、必要な調査をした上で、訳注をつけて複数の解釈を提示すればよいが、問題なのは、「原文は意味明瞭なのに、訳文は複数の解釈が可能になってしまっている」というケースだ。自分としては、こういうことがないよう気を付けているつもりだが、それでもクライアントから照会があったりする。書くのは簡単だが、きちんと書くのはなかなか難しい。

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